漆黒のヴィランズが終わってしまいましてね。
FFをプレイしはじめて半年以上経ちますが、
ようやくストーリー的には一区切りついた形です。
多くの方が感想などまとめて下さっていますので、今更ながらではあるのですが、自分が感じた事をまとめてみたいと思います。


注意:漆黒のヴィランズのネタバレ満載です。


無題




はじめに

まず、いきなりですがストーリーと関係ない話です。
オープニングのセルフパロ格好良すぎ問題です。



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っかあああああ
かっこいい。
ウリエンジェとヤ・シュトラは本人のセリフを
主人公はアルバートのシーンをオープニングからパロってます。
アルバートは最後のあのシーンの直後だから思う所もひとしお。
こういう「ああっこれこれ!」ってシーン挟むのめっちゃいいですよね。

気づいてないだけで他にもまだありそう。


さてここからは紅蓮の感想の時と同じように
人物にフォーカスを当てながら漆黒の感想を書いていこうかなと思います。

まず最初はやっぱりあの人でしょう。






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エメトセルク


話し合いにくるラスボス。アシエン エメトセルク。
漆黒のヴィランズは光と闇の対比の話である事は自明ですが、
紅蓮が「いまをどう生きるか」のストーリーであったのに対し
漆黒は「未来へどう繋ぐか」を全面に出してきていると感じました。

ミンフィリアの継承もそれが顕著に出ており、
自分が消え去る事も覚悟し、世界を救うために旅する巫女と
それを守るガードという、どこかで聞いた事のある話の構図にニヤリとさせられながら
過去のミンフィリア達、それに捉われているランジード将軍、そういった「過去の象徴」を乗り越えていきます。

さて、そんな「過去の象徴」としてストーリー上最も強く提示されたのが「エメトセルク」という人物になります。
彼の目的は世界を元通りひとつの世界にし、ゾディアーク(星の意志)に捧げた彼の同胞を取り戻す事です。
失われた時を求めているわけです。

きいて かんじて ドロップキックされたゾディアークは
星ごと13分割されて封印されましたので
これを元に戻し、更に等価の生命をゾディアークに捧げることで
かつての仲間を復活させようというわけです。
これを何千年とやり続けている集団。
それがチーム・アシエン。

そんなトコロテンみたいな理屈で復活できんのって話ですけど
自分の魔力(エーテル)の範囲で好きなものを生み出せた
創造魔法の事を考えると、同等のエーテルがあれば可能なのかもしれません。

そう考えていくと、主人公達が旧人類と比肩できるような存在になっていたとしたら・・・
仲間に引き入れる以上のメリットがエメトセルクにある事が分かります。

ここまで圧倒的というか、超越的な存在を描かれると
普通は他者的というか、キャラへの距離感を感じますが
アーモロートの街と友人ヒュトロダエウスの存在が
エメトセルクのキャラを「普通に生きていた人間」であったと引き戻してくれます。

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根が真面目な彼のことだ。
背負ったものを誰にも託せなくなってるんだろう。
残酷な役回りだよ、本当にね。



彼をただの悪人と断じられる方は、恐らくいらっしゃらないでしょう。
彼の立場であったら、どうしていたか。
漆黒のテーゼのひとつであると思いますが
実はある人物の在り方を通し、この問いに対する答えは作中に明示されています。


長くなりましたし、恐らくいくらでも書いてられるので
次はその人物にいきましょう。







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水晶公

続きましてこちら水晶公。
正反対の立場に描かれているようで
実は水晶公はエメトセルクと全く同じ動機、行動原理で動いています。
すなわち「過去を取り戻す」ということです。

第8霊災で失われた英雄を、死なせない世界を作るため、過去に飛んできた水晶公。
対しエメトセルクは、失われた同胞を取りもどすため、世界を過去の状態に戻そうとしています。
手段こそ多少異なれど、本質として実は全く同じ2人。
エメトセルクは過去の人々を取り戻すため
「現在を生きる人々」を犠牲にしようとしていますが
水晶公は過去に戻るための莫大なエネルギーを
「第8霊災後を生きる人々」のために使用しませんでした。
そもそもの研究に携わったシド、ネロ、ガーロンド社、その他多数の有識者も同じです。

有能な人々が、救える命を救わず、過去に戻る研究を行う事。
それが意味するものは、まさしくアシエンの思想。
「現在に生きる人々を犠牲にし、過去を取り戻す」ことに他ならないのです。

アリゼーが道中こんな事を口にします
「私なら、どうしたかな」と。
失われたものの中に、アルフィノが、英雄がいれば・・・恐らくは。

漆黒のヴィランズの舞台、
過去を取り戻そうとする人々が織りなす世界の中で
唯一、未来を掴み取ろうとしている人々が第一世界の人々、主人公たちです。
光と闇の対比と並行し
それ以上に未来と過去の対比を鮮烈に描いたストーリー。

最終決着の後、未来を勝ち取った主人公に対し
はじめて、数千年間、ただひたすら過去を取り戻すことだけを行ってきた男が、恐らくはじめて。
ようやく口にする事のできた未来の話


「ならば覚ていろ。私たちは・・・確かに生きていたんだ。」


これにて過去を取り戻す漆黒のストーリーは、未来へと繋がれて幕を閉じるわけです。






いやだから綺麗すぎるっっっ!
物語の完成度が高すぎるっっっ!


完全に余談ですが
水晶公の正体、ネタバレくらいました。
いや・・・いいんです。自衛できてない私が悪いんです。

ただ、ヤ・シュトラを皆、一律等しく「ママ」って呼ぶじゃないですか。
そんでラケティカで久々にヤ・シュトラに再会した時
「皆変わっていくのね。私は変わったように見えるかしら?」
とか聞いてくるじゃないですか。

あー、ヤさん完全に妊娠してるなと思うわけですよ。
ヤさんヤっちゃんってんなって思うわけ。
相手は一体誰なのかって話になるでしょうよ。



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ははーん。

もうラケティカにいる時完全にははーん顔でいましたから。
姐さんねえ。はいはい、姐さんねえ。

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まさか全く関係なく
お遊びの選択肢からそう呼ばれてるとは思わんやんか。
しかも選んだら割とガチでドン引かれるっていうね。



ともあれストーリーには一区切りつきましたので
年末年始は漆黒関連の当時のネタバレなども読み漁りたいなぁと思います。

時間超越と明確な悪人がいないストーリーは、ここ最近のトレンドだと個人的に思っていますが
難点はどうやっても話がややこしくなるといった事です。
漆黒のヴィランズはこの課題を華麗にいなし、
分かりやすく、深いといった相反するストーリーを描いてくれました。
こんな傑作をプレイできて嬉しく思います。
FF14
本当、面白いですね。



それでは皆様、良いお年を。

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